先日保護犬の施設に行った時のことです。

小さな女の子が私が抱っこしている犬を見て
「この子赤ちゃんなの？」と聞いてきました。
保護犬は6歳だったので「ううん、違うの」というと、
しばらくして「この子赤ちゃんなの？」とまた聞いてきたんです。
私は、「この子はね、6歳なんだよ、赤ちゃんも産んだことがあるの。」
というととても不思議そうな顔をしてこう言いました。
「だって、オムツしているよ」と。

施設では抱っこができるので
粗相があっても大丈夫な様にほとんどの犬がオムツをしていたんです。
私は、飼っていた老犬がオムツを利用していましたし、
室内で飼う犬がおむつを履くことに違和感を感じなかったのですが、
その女の子の反応をみて、ハッとしました。
「そうだよね、オムツをはいているから赤ちゃんだって思うよね」

その子は、自分からモヤモヤを私に伝えてくれましたが、
もし彼女がそのまま別れてしまっていたら、
きっとモヤモヤしたままだっただろうなと思うと、
「どうしてそう思うの？」と聞いてもよかったなと感じました。

情報があって当たり前だと感じることで、
見えていた世界が見えなくなる事もありますよね。
その見えていた世界をまた見せてくれるのが「たいわ室」なのかもしれないなと感じます。

いつも遊びに来てくれるみんな、
新鮮でワクワクするような時間や考えるような時間をありがとう。

たいわ室コーチ
友定 綾