今月は「手作り」をテーマに絵本を紹介します。
『おばあちゃんのおはぎ』
作・絵: 野村 たかあき
出版社: 佼成出版社
〜出版社のH Pより〜
秋のお彼岸になりました。きりちゃんは、おばあちゃんといっしょにおはぎを作ります。
亡くなったおじいちゃんは、きりちゃんが作ったおはぎが大好きでした……。
おはぎを作ることで、ご先祖様や亡くなった家族に思いを寄せるお話です。
行事の由来や食材に込められた願いを知ることもできる、
『おばあちゃんのおせち』『おばあちゃんのえほうまき』に続く、
日本の伝統行事食をおばあちゃんと一緒に作るシリーズ・第3弾です。
巻末には、料理研究家・堀江ひろ子さんによる、料理の由来と、三色おはぎのレシピがついています。
https://books.kosei-shuppan.co.jp/book/b274650.html
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おはぎって、外側にあんこがいっぱい付いていますよね。
中もあんこなのかな?
おはぎって何で作られてるんだろう?
お餅じゃないの?
こんな会話をしてから、本を読んでみました。
作り方もわかったし、作ってみたーい!
大人も子どもも思いました。
そして、見えないけども、
ご先祖様を思う気持ちだったり、自分の好きなことだったり、
そんなものも、中に詰まっているんだな。
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『中を そうぞうしてみよ』
作:佐藤 雅彦 ユーフラテス
出版社: 福音館書店
〜出版社のH Pより〜
身近なものを透かして見ると、どんなふうに見えるでしょう?
X線写真を使って、椅子や貯金箱、鉛筆、ボールペンなど身近なものを透視してみます。
椅子に使われている釘、貯金箱にたまっているお金、鉛筆の芯など普段は見えないものを見ることができました。
中を想像する楽しみを味わってみてください。
見ているだけで楽しめるシンプルな美しさを持った写真絵本です。
https://www.fukuinkan.co.jp/book?id=1373
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これどうなってるかなーと問題みたいに読んだあと、
うちの椅子はどうかな?
どうやったら作れるかな?
この場合はどうかな?
と一緒に想像を膨らませました。
家の中を探検して、これはどうかなー?と考えるのも面白かったです。
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親子で見えていないものを自由に想像する機会は、
親子の会話を豊かにしてくれると感じています。
当たってるかどうかではなく、
こんな場合はこうかもね?など、一緒に想像を広げて読める絵本です。
こちらもモノづくりに興味が広がっていくかも。