私の弟は小学生の時から野球を始め、中学3年生まで続けました。私は中学生の時、バスケに夢中でした。
それぞれの練習や試合のことを話していたある日、気になることが一つ出てきたのです。
野球が上手でも、好きでもなかった弟。当時、私は弟が「なぜ野球を続けているのか」全然わかりませんでした。
ほぼ毎日ある朝練はキツそうだし、
土日は試合で休みもほとんどなし。
そんなに大変なのに「上手でも好きでもないのに、どうして続けるの?」
私は、弟に思い切って聞いてみました。
すると弟は、何でそんなことを聞くの?といった顔で、すぐに「野球部に友達がいるから!」と言ったのです。
その頃の私たちは、大切にしたいことがそれぞれにあったのかもしれません。
私は「大好きで得意なことをする」
弟は「友達といる時間を大切にする」だったのかな。
2人だけでいる時間も相当長かったのに、話してみるまでは、全然知らなかったし弟が言うこともありませんでした。
知ってるようで知らなかった弟のこと。弟にとっては”ヒミツ”でも何でもなくて「当たり前のこと」だったのかな。
みんなも周りにいる家族や先生、お友達、近所の人や親戚の人などを思い浮かべてみよう。
その人のこと、どれだけ知っているかな?
次は、どんなことを話してみたいかな?
いろんな"たいわ"でだれかの大切なものや、自分の大切なものもしかしたら新しい発見があるかもしれないよ