先日ふと思い出したことがあります。
ずっと忘れていた事。
“人生を振り返って、“誰か“と関わって成長出来たことは?“
というちょっと難しい問いに関して考えた時です。
急にそんな事言われても、パッと思い出せる位私に影響を与えてくれた偉人的な人なんて。。。。。
先生??
友達?
親???
と、当たり前の様に身近な人の中から“誰か”を探していたんです。
でも、思い浮かんだのは、恐らくその時1回きりしかお会いしなかった助産師さんでした。
私は心身共に病んでいた時期があり、かなり強めの薬を服用していたのですが、当時この薬を飲む事がなんというか精神安定の拠り所のような感じだったんです。
そんな時、妊娠が分かり、産婦人科に行った時
「今服用している薬なんですが、妊娠していても飲めますか?」そう聞いた私に、
その助産師さんは「一応調べるけど、ダメでも大丈夫でも、もう飲まなくていいよね!!お母さん」そうきっぱりと言われました。
この子を守るためにって気持ちを強く持てば薬に頼らなくてもきっと大丈夫なんだ。
そうはっきりと自覚できたんです。
自分を成長させる(と言うほどではないにしても)のは、必ずしもいつもそばに居る身近な人というわけじゃない。たった一度しか会わない人でもほんのちょっとの会話だけでもきっかけになるし、これからずっと続くお付き合いじゃないし、気を遣わなくていい。
たいわ室は、30分。
何を成長させてあげようとか、子供達の今後のためにとか、そんな堅苦しい気持ちで、コーチは待ち構えてはいません。コーチだって人間です、初めましてはお子さんと同じくドキドキワクワクです。
先生じゃないし、友達じゃないし、親でもない、コーチは通りすがりのおばちゃんみたいなものだから。
だからこそ、聴ける、だからこそ受け止められる、子どもたちの世界にそんな距離感の“誰か”が居てもいいよなと思います。
「ずっと忘れていたけど、ふと思い出す位の30分」という気持ちで、今月も新しいお友達とお会いできるのを楽しみにしています!